第一回は固まる猫砂(ベントナイトの猫砂) の固まりのメカニズムについて見ていきましたが、もう一度おさらいをしながら詳しく考えてみましょう。
固まる猫砂 (ベントナイトの猫砂 の上で猫ちゃんがおしっこをすると…
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① 猫砂がおしっこを吸収していきます。
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② 吸収した部分の猫砂が、ゲル状(柔らかい粘土状)になることにより、まわりの猫砂粒同士が粘着します。
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③ ゲル状になり膨らむ(体積を増大させる)ことにより、おしっこが通過できない層が形成されます。
粒度が細かいほうが、隣の粒子と密着しやすく、毛管現象によるおしっこの移動が発生しにくい。
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④ おしっこが下方向に通過できなくなると、横方向に移動します。
おしっこが通過できない層を迂回するおしっこの量(吸水速度により決まる)と粒どうしの空隙の状況 (もともとの粒の大きさ)により固まりの大きさが決まる。
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⑤ ①に戻り①~④を繰り返します。
おしっこが通過できない層の形成が速い(初期吸水速度が速い)と横に広がり小さく固まります。 逆に遅いと尿は下方向に抜け縦に長い固まりになる。
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⑥ 移動できる吸収されていないおしっこがなくなると、固まりの形状が確定します。
このメカニズムにより、小さく固まるためのポイントは
・粒の細かさのバランス
・おしっこの吸収スピード
の2つだと考えています。
そこで、RAGDOLL プレミアムサンドは、小さく固まるようにするため、
①粒の大きさを、細かくバランスよく仕上げることにより、下方向に通過し難くしました。
②おしっこの吸収スピードは、ダッシュ力(おしっこしてから最初の数秒間)を重視しました。
①粒の細かさのバランス
おしっこが通過できない層を速く形成できるよう、細かい粒をバランスよく配合しています。
②おしっこ吸収のダッシュ力
おしっこが通過できない層を速く形成できるよう、吸収のトータル量ではなく、おしっこのすぐ後の吸収のダッシュ力を重視しています。
形成されたおしっこが通過できない層がしっかり出来ることにより下方向に通過するルートがなくなるため、RAGDOLLプレミアムサンドはトイレ容器の底まで到達せず、水平方向に広がった平べったい形の固まりになります。
おしっこがトイレ容器の底まで到達してしまうとニオイが残りやすくなるので、猫砂を全量交換したり、トイレ容器を洗ったりしたくなりますよね。
固まりは柔らかいままで固くはなりませんが、少ない砂の量でおしっこもニオイもしっかり吸収します。 猫砂粒子同士の密着度合が高いため、固まりをスコップなどで取り出す際にこぼれにくい。
取り出す際にこぼれ落ちると、ニオイのもとまでトイレ容器に残ってしまうことがありますが、RAGDOLLプレミアムサンドなら取り残し・取りこぼしがありません。
そもそもベントナイトとはどんなものなのか?どうして RAGDOLLプレミアムサンドは、粒のバランスがとれていて、おしっこの吸収ダッシュ力があるのかを、次回以降もう少し詳しく見ていきたいと思います。
RAGDOLL
プレミアムサンド
より自然に近い形の細かい砂に仕上げました。
国産天然素材100%なので安心です。