COLUMN

RAGDOLL コラム

2024.07.10

猫の記憶力について(飼い主をいつまで覚えておけるか)

ワンちゃんは躾ができる、飼い主に懐く、人間とコミュニケーションが取れると言われる一方、猫ちゃんは躾ができない、マイペースなんて言われます(それが魅力かもしれません)。それでも、ほとんどの猫ちゃんは決まった場所でおトイレをしますし、飼い主さんの事をきちんと認識しているようにも感じられます。今回は、猫ちゃんは飼い主さんを本当に記憶しているのか、について触れたいと思います。

そもそも、記憶するという事はどういうことなのかから始める必要があります。記憶が成立するには、その事象の自分におけるインパクト、重要性や必要性が深く関連します。パソコンと同じで、脳の容量には限度があり、必要な情報と必要でない情報を整理しながら生きています。また、脳機能が活発で新しい情報に対して感受性が豊富な幼少期は記憶が成立しやすく、年を追うごとに記憶は成立しにくくなります。つまり、猫ちゃんが飼い主さんをどのくらい記憶していられるのかは、飼い主さんが猫ちゃんにとってどれだけ重要で、どれだけの期間、そしてどの時期から一緒に生活をしているかに依存します。

つまり、猫ちゃんにとって重要性が低く、一緒にいる期間も短ければ、猫ちゃんにとって脳の容量を使う価値がないと判断され、覚えておける期間は短くなる可能性が高いです。逆に、猫ちゃんとの関係性が深く、一緒にいる時間が長い人であれば、猫ちゃんの記憶にも強く影響します。これは人間や他の哺乳動物でも同じですね。気を付けなければならないのは、記憶をしているという事と、愛想がよい、懐くというのは別問題です。愛想がよい、なつっこいというのは猫ちゃんそれぞれの性格に依存します。人間でも初対面でも愛想よく話す人と、家族でもよそよそしい人がいるのと同じです。

猫ちゃんに自分の事を理解してほしい、覚えていて欲しいと、飼い主の皆さんは思っていると思います。でも、それは猫ちゃんの記憶力の問題ではなく、飼い主さんがいかに猫ちゃんにとって重要であるか、普段の生活を共にしているかにかかっています。普段から猫ちゃんに愛情をもって接していると自然と猫ちゃんも自分を家族だと認識してくれるのかもしれませんね。

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