COLUMN

RAGDOLL コラム

2024.01.30

猫ちゃんが膀胱炎になる原因

皆様こんにちは。歳をとるにつれて人間も動物も色々な障害が出てきます。おトイレに関するお悩みも人間と猫ちゃん、共通に存在します。寒くなってくると夜中におトイレに立つ回数も増えてしまいますね、、、今回は猫ちゃんのおトイレに関連する問題として膀胱炎について取り上げてみたいと思います。

膀胱炎はその名の通り、膀胱に炎症が起こる傷害です。膀胱に限らず炎症が起こる原因は、物理的な損傷(外傷等)、外来微生物侵入(細菌やウィルス)、アレルギーや自己免疫疾患等の免疫異常が挙げられます。ただ、細菌感染は外傷やアレルギー疾患に付随して起こりますので、多くの炎症には細菌感染は付随して起こります。膀胱炎の場合、おトイレが合わない、お水が適切に摂取できずに尿がたまりにくい、また尿路結石等が原因でおしっこが物理的にでなくなってしまう事で、膀胱内の細菌が排出される回数が減り、結果として細菌感染による膀胱炎に発展してしまいます。おしっこを我慢しすぎると膀胱炎になるなんて言いますが、我慢する事でよどんだ尿がたまってしまう事、それによって細菌が繁殖しやすくなる事が重なって起こると考える必要があります。ですのでお家では、猫ちゃんが気持ちよくおしっこできる環境を作ってあげる事、猫ちゃんのおしっこの状態(回数や量)に気を配ってあげる事を心掛けていただけるとよいと思います。

猫ちゃんが気持ちよくおしっこできる環境として、おトイレの場所や猫砂の種類はとても大事です。特に雌猫ちゃんは尿道が短いために外の細菌が侵入してしまいやすい特徴があります。猫ちゃんは清潔な環境を好みますので、おトイレを清潔に保ってあげてください。また、腎結石や尿路結石も特に雄猫ちゃんで頻発します。フードの種類によってできやすい事がありますので、特に高齢猫ちゃんのフードには気を使ってあげましょう。

上記のような対策をとっていても結石や膀胱炎になってしまう事はあり得ます。結石や膀胱炎は、頻尿でおしっこの量が少なくなるのが特徴です。おしっこの回数や量は猫ちゃんの健康をはかるうえで重要なバロメーターになります。おかしいなと思った時は、かかりつけの獣医さんに早めに相談しましょう!

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